- cifra
せなかにあったつばさはきみとともになくした
とべたころのきおくはすりきずのようにはきえてくれない
つきがおかをゆくやこうちゅうをひきつれて
てつかずのいちにちがなにもいわずにおわっていく
ぼくがいなくてもちきゅうはまわりつづける
きみがいないならぼくのあさはもうやってこない
くさむらでころげまわってもりのおくでねむった
なんどかあらそいもしたけどそれはすべてえいえんのため
みらいのむこうへゆくため
せなかにあったつばさはきみとともになくした
とべたころのきおくはすりきずのようにはきえてくれない
きみをとりもどすそればかりかんがえていた
ときのだくりゅうにおしながされてしまわぬよう
おもいではなにもかたらないすがりつくあてもない
のこったなみだはあっとすこしきっときみにはとどかない
さいごのしずくがおちていく
とつぜんよるがはじけたひかりがそらにとびちった
たまらずとじたまぶたをあけるとそこにきみがいた
せなかにあったつばさはいまやもうひつようない
あらいたてのたいようがぼくらをやさしくてらしている
これからはだいちをふみしめて
きみをだいてあるいていこう