- cifra
きみのことかんがえるとなぜかもうだめだとぼやいたこころが
しかたないな、あとすこしだけねとぼくにかたりあゆみをすすめる
あてどなくいみをさがすいのちほんとうはこのよのいりぐちで
あけっぱなしたあのドアのありかみつけるためのものだったなら
それをひとりではさがせないようにつくったいじわるなかみさま
あなたのおかげでであえたんだ
このまかまかふかしぎなせいめいに
このうちゅうがいままでみてきたかなしみやいたみのすべてを
しってるかのようなきみのそのなみだはなに
このうちゅうがいままでみつめたよろこびのすべてたしても
おいつかないほどのきみのそのえがおはなに
はみだすのとめるのがぼくのしごとなの
それがぼくのやくめならのぞむところだよ
たいくつやはいいろのたいだもきみとならいろがかわってくのは
どこにいくかよりだれといるかがきょうのけしきをきめてゆくから
きみができてくそのとつきとおかにぼくはなにをしていただろう
きっとゆめんなかできみのちいさなえそのおにゆびさきでふれたんだろう
こいとうんめいときせきにふりまわされるこんなぼくらに
のこされたあらがいかたはなにがあるだろう
うそやかこやふかのうたちがよってかってこんなぼくらの
ゆくてをふさぐけどきみはなんてすてっぷでさ
かわすようにおどるのさこのしゅらばでさえ
ぼくはぼくでみつづけるあまりにきれいで
きみのからだのなかにむげんのぎんががあふれていること
ぼくはどれだけふかく、とおくへおよいでいけるのだろうか
くらやみもこわくないよ
このうちゅうがいままでみてきたかなしみやいたみのすべてを
しってるかのようなきみのそのなみだはなに
このうちゅうがいままでみつめたよろこびのすべてたしても
おいつかないほどのきみのそのえがおはなに
きせきのりょうのはしにたつようなきみの
そのむじゅうりょくのなかでぼくはいきをする
むげんをおよぐ