悪ノ召使 (aku no meshitsukai)
きみはおうじょ ぼくはめしつかい
うんめいわかつ あわれなふたご
きみをまもるそのためならば
ぼくはあくにだってなってやる
きたいのなかぼくらはうまれた
しゅくふくするはきょうかいのかね
おとなたちのかってなつごうで
ぼくらのみらいはふたつにさけた
たとえせかいのすべてが
きみのてきになろうとも
ぼくがきみをまもるから
きみはそこでわらっていて
きみはおうじょ ぼくはめしつかい
うんめいわかつ あわれなふたご
きみをまもるそのためならば
ぼくはあくにだってなってやる
となりのくにへでかけたときに
まちでみかけたみどりのあのこ
そのやさしげなこえとえがおに
ひとめでぼくはこいにおちました
だけどおうじょがあのこのこと
けしてほしいとねがうなら
ぼくはそれにこたえよう
どうして?なみだがとまらない
きみはおうじょ ぼくはめしつかい
うんめいわかつ くるおしきふたご
きょうのおやつはぶりおっしゅだよ
きみはわらうむじゃきにわらう
もうすぐこのくにはおわるだろう
いかれるこくみんたちのてで
これがむくいだというのならば
ぼくはあえてそれにさからおう
ほらぼくのふくをかしてあげる
これをきてすぐおにげなさい
だいじょうぶぼくらはふたごだよ
きっとだれにもわからないさ
ぼくはおうじょ きみはとうぼうしゃ
うんめいわかつ かなしきふたご
きみをあくだというのならば
ぼくだっておなじちがながれてる
むかしむかしあるところに
あくぎゃくひどうのおうこくの
ちょうてんにくんりんしてた
とてもかわいいぼくのきょうだい
たとえせかいのすべてが(ついにそのときはやってきて
きみのてきになろうとも(おわりをつげるかねがなる
ぼくがきみをまもるから(みんしゅうなどにはめもくれず
きみはどこかでわらっていて(きみはわたしのくちぐせをいう
きみはおうじょ ぼくはめしつかい
うんめいわかつ あわれなふたご
きみをまもるそのためならば
ぼくはあくにだってなってやる
もしもうまれかわれるならば
そのときはまたあそんでね