かんたんなことすら もうおぼえてない
いまどうしようもないほど まちがいでいっぱい
あたまのなか ペンキこぼしてしまったのさ
めいかいないしもなかったなら
いまかんじょうも なにもがしんようにならん
ここがどこかさえ わからないままでいる
おしえてよ ねえいえないまま
のみこんだことばのゆくえを さあ
それはいつかちにながれては
からだにとけこむのだろうか
ずっとめをふさいでいた
ずっとばかばかしいことばっかり やっきになっていま
やっときがついたんだ
やっぱどこにも こうにも せいかいなんていないようだ
たんじゅんなことすら もうわからない
いまぼんやりくゆるおりのなかで
あたまがいたい あざやかないろにまみれて
どうだっていいのさ そんなこと
いまのぞんでいたものが なにかもしらずに
ただただペンキこぼしていくだけだ
おしえてよ ねええらばぬまま
すぎさったみちのそのゆくすえを
そこでいつかであえたはずの
だれかのいきていたあかしを
そんなめをふさいでいて
どうもふるふらぴんぼけぼんくらやってはだいめいわく
こんなかなしいのなかで
かってやっても ないても ぜんぜんだ もうどうしようか
めをひらけそうだ すくなくとも
じぶんのぬったいろくらいは わかるだろうが
ずっとめをふさいでいた
ずっとばかばかしいことばっかり やっきになっていま
やっときがついたんだ
やっぱどこにも こうにも せいかいなんていないようだ
いないようだ
それがただひとつのせいかいだ