俺は目を覚ますだろう 広がる焼け野が原 黒こげた土の上で
そして歩き出すだろう 吹きつける風の中 国境線を辿って
数えきれないほど張り裂けた胸の傷のその向こうに
俺を連れ出すのか もう二度と戻れない場所へと
俺は眠れないだろう 悪魔に売り渡した心は取り返せない
それでも愛するだろう 誰かを愛するだろう 赤く濡れた手のままで
もう歩けないほど血を流した両足を引きずらせて
俺を連れ出すのか 光さえ届かない場所へと
暗い地下室で待っているあの人と
別れの口づけ あまりに激しい沈黙の中で
ああ まるで嘘のように全て消えてしまう前に
ああ まるで夢にように 僕にはもう時間がない
数えきれないほど張り裂けた胸の傷のその向こうに
俺を連れ出すのか 何もかも愛さえも奪うために
ああ まるで嘘のように全て消えてしまう前に
俺を連れ戻して いつかまた君のいる場所へと